シロクマ先生から献本いただきました。
シロクマ先生(id:p_shirokuma)から献本いただきました。
「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?
- 作者: 熊代亨
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2018/02/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1月にかかれたこの2つのエントリが、なんか刺さるものがあったのです。
大人と呼ばれる年代になってるけど、全然そんな気にもなれなくて、
だけどならなければならないのであろう”大人”というポジション。
なんとなくヒントが欲しくて、私の個人情報を委ねました。
私にできるお礼といえば拙ブログにて微力ながら情報拡散に努めることだろうと思い
その旨メールでしたためたところ、2月3日にメール便が届いた次第。
シロクマ先生から本いただきました。 pic.twitter.com/rGX3DfRRaD
— hiroyukixhp (@hiroyukixhp) 2018年2月3日
献本なるもの頂いたのは、人生で2回目になります。
初めて頂いたのはこの本。
就職氷河期に生まれた男の半生、、、いや、8分の1生くらい?を、断片的に書いていただきました。
大学ズッコケてから期間工になるまでの10年くらいのお話です。もうすぐ10年経つので、そろそろ時効ってことで御開帳。
この当時若者にカテゴライズしていただきましたが、10年たった現在の若者の末路と言えば、電気工事士の資格を取ってブラック企業の社畜として日々邁進しております。
ちなみに”社畜”ってのは同郷の大先輩、評論家の佐高信さんの造語で、"ブラック企業"ってのは、当時お世話になったPOSSEの今野晴貴さんの再定義によるもの、って認識なのでなんか因縁があるのだろうなぁと思っております。
話を戻して。本の感想を述べます。
やはり期待通りで、人生の羅針盤と呼べる一冊でした。
パッと新書をめくった時、私の場合まず後ろの著者略歴に目を通しちゃうんですね。
お医者様というのでちょっと上の年齢の方を想像していたら。1975年生まれ。
ありゃ、同学年か一個上だったのかぁ。そりゃ刺さるわけだ。
第1章。「40歳を過ぎた自分のことを想像できますか」って小見出しから始まります。
40歳って言う年齢は、、なんかうっかりしたらコロっと逝っちゃうんじゃないかと
思ってしまう年齢だったり、うちのじいちゃんが80歳で往生したので、なんか折り返しのカラーコーンを通り過ぎたんじゃないかなと思う年齢だったり。とはいえ、RPGでレベル40!って単純に言うには経験値が足りてないんじゃないの?って自己評価せざるを得なかったり。成長曲線のグラフを上向きに描いてきたというよりは、あるベクトルへ矢印向けて、そっちのほうへ進むしか無くなったっていうのがふさわしい気がしていて。
さてそんな時に、おんなじ矢の向きの人たちで固まって前に進んでいったほうが人生楽しいよね、って。そんなメッセージをこの本から受け取った気がしました。
年下世代・配偶者・未来の自分を後押しする過去の自分・自分が歩きたい道をすでに歩いた先人の方々。
ある理想があってそこに向かって登っていこう!っていう上昇志向じゃなくて、
自分が先頭に立って後ろを引っ張っていこう、とか、自分が後ろから前の人を押してってあげよう、って、いうのは、矢印の向きが揃っていれば、それば前進志向になるよね、という解釈をしました。合ってますかねぇ?
一歩前に踏み出す元気をくれる一冊です。皆様もぜひ。
ってところでいったん締めたいと思います。
(このエントリはビール飲みながら平昌オリンピック見ながら2時間くらいかけて書かれました)